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「自分が何をしたいかわからない、感情が湧かない」-心が麻痺してしまう本当の理由-

2026年6月10日

「悲しい出来事があったのに、涙が出ない」
「楽しいはずの場所にいるのに、心から楽しめない」
「自分が本当はどうしたいのか、何が好きなのかが分からなくなってしまった」

このように感じたとき、「自分が冷たい人間だからだ」と自分を責めてしまう方も少なくありません。

しかし、これはあなたの性格のせいではありません。心がこれ以上傷つかないよう、からだが緊急事態として「シャットダウン(凍りつき・低覚醒モード)」を選択している状態なのです。

心のブレーカーが落ちるメカニズム

私たちの自律神経には、ストレスが強すぎて耐えきれなくなったとき、活動を最小限に抑えて痛みをやり過ごす「低覚醒モード」があります。過去に圧倒的な恐怖やつらさを経験したり、感情を抑圧せざるを得ない環境が続いたりすると、脳はまるでブレーカーを落とすように感情のスイッチをオフにしてしまいます。

その結果、つらい感情だけでなく、喜びや楽しさまで感じられなくなる――それが「感情の麻痺」の正体です。

麻痺は、あなたを守った防衛反応

何も感じられなくなるのは、あなたが冷淡だからではありません。それほどの麻痺なしには耐えられないほどの傷つきを、あなたが必死に生き延びてきた証です。

この状態から抜け出すために必要なのは、無理に感情を奮い立たせることではありません。安心できるカウンセリングの場で過去の傷つきを丁寧に処理し、「からだの安全な感覚」を少しずつ取り戻すことです。からだが「ここは安全だ」と納得できたとき、閉じていた心のスイッチは自然と開き始め、自分らしい感情や意志が戻ってきます。

生きている実感が持てない、自分がわからないと悩むあなた。そのこころの状態には、きっと理由があります。Bondiaでは、その理由を一緒に紐解くところから始めています。