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<コラム>トラウマ反応とは?身体が勝手に反応してしまう理由と整え方
2025年11月18日
①トラウマ反応は「弱さ」ではありません
「フラッシュバック」「身体の緊張」「過剰な警戒」「回避行動」
こうしたトラウマ反応は、決して弱さや性格のせいではありません。
むしろ、過去の痛みを二度と味わわせないよう、身体が全力であなたを守っているサインなのです。
ここでは、心と身体の“守る反応”に焦点を当てながら、Bondiaが大切にしているトラウマケアの視点をお伝えします。
②トラウマ反応は「危険から守るためのサイレン」
私たちの身体には、脅威を察知すると瞬時に防御モードに切り替える生存反応があります。
• 危険を察すると心拍数が上がる
• 特定の声や匂いで身体が固まる
• 過去のつらい体験が突然よみがえる
これらはすべて、「もう一度危険に遭わないように」と身体が警告している信号です。
たとえ今は安全でも、身体は「過去の記憶」をもとに似た刺激を警戒し、“あの日のようにならないよう”に動いてしまいます。
それはあなたが生き延びてきた証であり、とても自然で適応的な反応なのです。
③なぜトラウマ反応がつらくなるのか?
本来、こうした「守る反応」はありがたいものですが、
過剰に働きすぎると、現実と身体の反応にズレが生じるようになります。
• 昔と同じ状況ではないのに、身体だけが戦闘モードになる
• 何でもない相手を避けてしまう
• 頭では「大丈夫」と分かっていても身体が反応してしまう
この「ズレ」が、日常生活の中で苦しさを感じさせる原因です。
④トラウマ反応を「止める」のではなく「理解して味方につける」
トラウマ反応を力で抑え込もうとすると、
身体は「まだ危険がある」と判断し、かえって反応が強くなることもあります。
だから大切なのは、反応を「止める」ことではなく「味方にする」こと。
そのためにまず、以下のようなアプローチが役立ちます:
• 反応が出たときに「これは身体が守ろうとしているんだ」と気づく
• ほんの数秒でも、深く息をしてみる
• 足の裏や手の温度など、身体の感覚に意識を戻す時間をつくる
こうした小さなつながり直しが、「今は安全」というメッセージになり、身体を少しずつ落ち着かせていきます。
⑤安全感が育つと、“自己治癒力”が動き始める
私たちの身体には、もともと「自然と癒えていく力」が備わっています。
ただ、過去の危険に備え続けている状態では、その回復力が働きにくくなるのです。
逆に、「いまは安全だ」という感覚が十分になってくると、身体は自然と緩み、心も少しずつ回復へと向かいます。
⑥よくやってる!ありがとう🤝
トラウマ反応が出るということは、
“あのとき”と同じ痛みにもう二度と遭わせないよう、身体が必死に守ってきた証です。
「また反応してしまった」と責めるよりも、
「守ってくれてありがとう」と身体に言ってあげてもよいのです。
Bondiaでは、こうした身体の“防衛反応”をゆっくりとほどきながら、
あなた自身の回復力が自然と働き始めるプロセスを大切にしています。
<コラム>トラウマ治療は「頑張る」ではなく「整える」
2025年11月14日
1. がんばってもうまくいかない…という経験はありませんか?
「もっと頑張ればなんとかなるはず」
「ちゃんと向き合えば治るはず」
そう思って気持ちを奮い立たせたのに、
心がついてこなかったり、かえってつらさが強くなることはありませんか?
トラウマケアでは、
“頑張る”ことが逆効果になる場面があります。
これは決して、あなたの努力不足ではありません。
心と身体の仕組みとして、自然なことなのです。
2. “トラウマ反応”は意志ではコントロールできない
過去のつらい出来事は、理性よりもずっと深いところ
つまり、身体(自律神経)に記憶されます。
そのため、
• 頭では「大丈夫」とわかっているのに身体が反応してしまう
• 強い緊張、ざわつき、過覚醒、回避が止められない
• 「頑張って落ち着こう」としても余計苦しくなる
こうした状態は、意志の力ではコントロールできません。
あなたが弱いわけでも、ダメなわけでもなく、
体が“守るために”動いているだけなんです。
3. トラウマ治療の第一歩は“整える”こと
トラウマ反応が強い状態で、
気持ちや記憶に無理に向き合おうとすると、
交感神経がさらに高まり、身体が過剰に戦闘モードになります。
だからこそ、治療の最初に必要なのは
「頑張る」ではなく「整える」 こと。
• 神経系に安全を取り戻す
• 身体の緊張をゆるめる
• 今ここに戻る力を育てる
Bondiaで行っているEMDR、BCT、TFT、HTなどのアプローチも、
根底には「神経系を整え、安全の土台をつくること」が共通しています。
この土台があることで、
初めて安心して“記憶の処理”や“感情のケア”ができるようになります。
4. 整えるって、具体的にどういうこと?
整える という言葉は抽象的に聞こえますが、
実際にはとても具体的なプロセスです。
例えば…
• 安全感を感じられる空間・関係をつくる
→「ここなら大丈夫」と身体が理解すること
• 呼吸や体の感覚を少しずつ取り戻す
→“今ここ”に戻る回路をつくる
• 境界線を守る
→自分のペースで進める許可を自分に出す
• 小さな選択を、自分で決めていく
→主体性の回復につながる
こうした積み重ねが、神経系の働きにゆっくりと影響を与え、
「回復できる状態」へと少しずつ体を導いていきます。
5. 「回復は、がんばった量では決まらない」
トラウマは、“努力”や“根性”で乗り越えるものではありません。
どれだけ苦しんできたか、
どれだけ頑張ってきたかに関係なく、
回復は、むしろ“ゆっくり”であることが大切なのです。
休んだり、立ち止まることは“逃げ”ではなく、
神経系が回復しようとしているサイン。
がんばるのではなく、整える。
その土台ができると、心は自然と前へ進みはじめます。
6. 整えることから始まる回復の物語
Bondiaでは、
あなたが“頑張り続ける場所”ではなく
安心して「整う」ことができる場所 を大切にしています。
朝の光が少しずつ部屋を明るくしていくように、
心と身体がゆっくりと柔らかさを取り戻していく。
そんな回復のプロセスのお手伝いができると嬉しいです。
<名称変更のお知らせ>Bondiaとして新たにスタートします
2025年11月9日
このたび、「こころとからだ横浜カウンセリングオフィス」は、2025年11月9日より「Bondia(ボンディア)」として新たにスタートいたしました。
これまでと変わらずこころとからだのつながりを大切にし、お一人お一人に合わせたオーダーメイドの支援の提供に努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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