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「休むのが怖い、いつも焦っている」-からだがリラックスできない本当の理由-
2026年6月3日
「せっかくの休日なのに、頭の中で仕事やタスクのことを考えてしまう」 「何もしていない時間があると、なんだか焦りや罪悪感が湧いてくる」 「からだは疲れているはずなのに、ベッドに入っても緊張が抜けず眠れない」
このように、「休むこと」がどうしても苦手で、常に何かに追われているように感じてしまう方はとても多くいらっしゃいます。「自分が貧乏性だから」「スケジュール管理が下手だから」と片付けてしまいがちですが、実はこれも、あなたの性格のせいではありません。
トラウマケアや自律神経の視点から見ると、あなたのからだが「過覚醒(常にブレーキが壊れたアクセル状態)」のまま固定されてしまっている可能性があります。
なぜ、からだのスイッチが「オフ」にならないのか
私たちの自律神経には、アクティブに動いたり危険に対応したりする「交感神経」と、リラックスして疲労を回復させる「副交感神経」があります。
過去に慢性的なストレス環境に置かれていたり、常に高いパフォーマンスを求められて張り詰めて生きてきたりした経験(トラウマや過剰な適応)があると、脳は「休む=無防備になって危険な状態」だと誤認するようになります。
生き延びるために「常に戦うか逃げるかできる準備」をしておく必要があったため、からだが安心モード(スイッチオフ)に切り替わることを拒否してしまうのです。
この状態のまま大人になると、いざ「休もう」として物理的に予定を空けても、からだは「いつ何が起きるかわからない」と警戒を続けているため、焦りやソワソワ感として現れます。
「休めない」のは、サバイバルを生き抜いた証拠
いつも焦って何かをしてしまうのは、あなたが怠け者なのでも、心が落ち着かない人なのでもありません。むしろ、そうやって常にアンテナを張り、必死にがんばることで自分を守り、人生を切り開いてきた「過去の努力の証拠」です。からだが、あなたを守るために今も必死にアクセルを踏み続けてくれているのです。
しかし、この状態が続けば、いずれ心身は燃え尽きてしまいます。
過覚醒の状態から抜け出すために必要なのは、「もっとリラックスしよう」と頭で考えることではありません。
カウンセリングを通じて、過去の張り詰めた原因(トラウマ)を安全に処理し、自律神経のブレーキ(安心モード)が正常に働くように、からだの感覚からアプローチしていくことです。「休んでも、世界は安全なんだ」とからだが本当に納得したとき、焦りは自然と消えていきます。
そのアクセルは、ずっとあなたを守ってきてくれたものです。でも今は、少しずつ緩めていく練習をしていいタイミングかもしれません。
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